毒親に育てられ虐待され続けていた兄弟の話(完結)

前回のお話はこちら

www.rococoro.xyz

 

前回の続きより・・・

 

施設に入所してからは、人間らしい生活を取り戻して、ゆっくりだが感情も戻っていった。

 

入所当時はまるで狂犬だった。

 

向かって来る人、来る人に

「近寄るな、こっちに来るな!」

といわんばかりに威嚇していた。

 

特に男性職員には怖くて近寄れなったくらいだ。

 

人なんて全く信用していないので、人と交わろうとは一切思わなかった。

 

2人1部屋だったが、最初にペアになった人は最悪だったと思う。

 

明らかな拒絶をし、自分からは全く話そうとしないんだから。

 

そんな狂犬を、臨床心理士やカウンセラーがゆっくりとゆっくりと飼い慣らしていく。

 

入所してしばらくは毎日の様にカウンセリングが行われた。

 

カウンセリングと言っても、今何を感じ何を思っているかをカウンセラーと1時間程喋る方法だ。

 

最初は本心で全く話していなかった。

 

「どうせ話したところでわかってなんかもらえない」

 

という心理が働いていたのだ。

 

全てにおいて諦め癖がついていていた。

 

ただそれも全てカウンセラーには見抜かれていて、長い時間をかけて拒絶している私を少しずつ対話で前を向かせてくれた。

 

入所して半年程経つと、だんだん狂犬から人間に変わっていき、他の入所者とも次第に話せる様になっていった。

 

私が入所した所は、ネグレクトなどの虐待で保護された人や、虚弱体質や引きこもりなどで普通の学校に通えない人が集まるような施設だ。

 

同じような環境にいたもの同士喋ることで、お互いの存在を認め仲良くなっていった。

 

そこで生活をし、何度となくカウンセリングを受けることで徐々に心を取り戻していき、高校にも行き、無事に卒業する事が出来だ。

 

 

社会に出てからもフラッシュバックで苦しめられる事は幾度となくあった。

 

寝ていても、夢の中に出てきて寝れない事も多かった。

 

それでも姉や友人、恋人に助けられながらなんとか生きて、現在はほとんど思い出すこともなく結婚までしている。

 

 

育ての父親が去年他界した。

 

だからなのか余計に気持ちに踏ん切りがつき、このブログを書くことが出来た。

 

母親は現在も生きているが、ほとんど会うことはない。

 

未だに母親の事は許せないし、一生許すことは出来ないであろう。

 

大人になってから気付けた部分も多少はある。

 

母も母なりに自分が生きるのに必死だったのだろう。

 

それと同時にとても弱く、自分中心の母親だったのだ。

 

自分を守る事に精一杯になり、自分がお腹を痛めて生んだ子供を見捨てたのだから。

 

どんな理由であれ自分の子供を虐待していい理由なんてどこにも無い。

 

数年前に一度会う機会があり、虐待をしていた当時の事を聞く機会があった。

 

返答が

「自分は悪い事をしていない」

だった。

 

この言葉を聞いた瞬間に、許すことはないと改めて実感したのだ。

 

母親からは一言も「申し訳なかった」という言葉を聞いた事がない。

 

口を開けば言い訳ばかりだ。

 

自分からすれば未だに毒親だ、だが大人になった今は自分から距離をとる事が出来るので会うことはない。

 

虐待者の中には私の母親の様に、自分の行動に自覚がない人もいる。

 

あくまで「躾の一環」だと思い込んでいるのだ。

 

 

きっかけはどうであれ、施設に保護されて毒親から隔離してもらえたのは自分にとって非常に良かった。

 

あのまま誰にも助けてもらえずにいたら、今の私達兄弟はこの世にはいなかったかもしれない。

 

生きていたとしても、今の自分ではないかもしれない。

 

そしてみなさんにブログを読んでもらえている事もなかったと思う。

 

 

当事者だから言えることは、虐待をされている子どもは絶対に自分からSOSを出すことない、というより出せないのだ。

 

何故ならSOSを出す事によって、自分がより酷い状況になることが分かっていて、それを非常に恐れているから。

 

そして親も虐待をしている事を隠す。

 

私の母親の様に虐待している事に自覚がない人もいる。

 

何年も私達兄弟が、学校や地域から保護されなかった理由として、親の外面がよく表に真の姿を出さなかったことにある。

 

年に一度ある家庭訪問も、普通の家族を演じるので絶対にばれない。

 

そして必要最低限のお金(例えば授業料や給食費)は払っていたので、先生もあえて突っ込んでくることはない。

 

私が受けた虐待はこれでも軽い方といえるかもしれない。

 

世の中には私達以上に酷い虐待を受け、命を落としている子が沢山いる。

 

ニュースなどで親からの虐待により子どもが亡くなっているのを見るとやるせなくなる。

 

これを読んだ人が近くの子どもに目を向けて

「あれ?あの子おかしいな?」

と少しでも感じたら、手を差し伸べる勇気を持って欲しいという思いで書いた。

 

先日も虐待によって子どもが亡くなるニュースが報道されていた。

 

その時に隣に住む住人がインタビューに答えていて

「子どもの泣き叫ぶ声を聞いていた」

「尋常じゃない声だった」

と答えていた。

 

だったらなんで児童相談所や警察に通報しないんだ!とすごく憤りを感じた。

 

分かっていて見過ごす行為は虐待に加担しているのと同じである。

 

「報復が怖い」

と言う意見が沢山ある。

 

インタビューを受けていた人も、直接は表現していないが

「関わりたくない・怖い」

というのが本音だろうと見て取れた。

 

だが見過ごす事によって尊い命が一つ消えてしまう可能性もあるのだ。

 

今は児童相談所や警察に言っても報告者は保護されるようになっている。

 

なのでどうか勇気を持って、虐待されている子どもを助けてあげてください。

 

そして虐待されている子どもがみすみす見逃されない様な体制になる社会を切に願います。

 

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

読まれた方は感想やいいねボタン押していただけると嬉しいです(・▽・)

読者登録もしていただけると喜びます✩.*˚

 

ブログランキングに参加しています(*^ω^*)

応援してくれるとすごく喜びます!!

 


備忘録・雑記ランキング

いつも最後までご覧いただきましてありがとうございます。

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

ブロトピ:今日のブログ更新

ブロトピ:ブログを更新しました!

ブロトピ:はてなブログの更新報告♪

ブロトピ:ブログを更新しました。見て見て♪(ブロトピver.)

ブロトピ:ブログ更新通知をどうぞ!